時間軸が心地良く鈍るつかの間のサイケデリア。カラフルな音の粒が舞う虹色のサウンドスケープ。
前作『IDEALISM』から約3年。メランコリックでノスタルジックなミニアルバムが完成。

音から放たれる、その強いメッセージ性によって、早くもサイケデリックミュージックシーンにおいて、独自かつ孤高の存在として、その位置を確立しつつあるRHIZOME。２１世紀の幕開けを高らかに告げた前作 『IDEALISM』から約３年。ついにニューアルバムが届いた。
今作では、実際の楽器を主体としたレコーディングにシフトし、前作で見せたジャンルの枠を飛び越えたフリーフォームなサウンド・スケープに加え、より有機的な世界観を我々に提示。60'sサイケデリックロックやアシッドフォークをモチーフに、さらに新しいフェーズへと突入したことを雄弁に物語る１枚だ。
Marvin Gayeが持つヒューマニティー、そしてThe Whoが奏でたイノセントな衝動、さらにMy Bloody Valentineがノイズの中に見い出した甘美性・・・。圧巻のカタルシスの中から聞こえるのは、それらに対する200９年のレゾナンスなのかもしれない。


1. UNDER THE RAINBOW 　　　　　 5:42
2 .FLYING ELEPHANT 　　 　 　　 0:58
3. EMERALD GRASSY PLAIN 5:00
4.WALE WHICH DREAMS 　　　 　 1:10
5. PURPLE BUTTERFLY 　 　 4:54
6. MY OWN MIND’S MORNING 1:12
7.CASTLE MADE OF DIAMONDS 2:54