Jar-BeatRecord/ジャービートレコード

どこかのメタリックな惑星の工場で，たくさんの作業ロボット達が紫色の電飾で
散りばめられたベルトコンベアーによって流れてくる音の素材をひたすら
加工している光景が頭に映し出された。
聴いた瞬間にシーケンスすることの楽しさを再確認させてくれる。HIROKI　ESASHIKA（INTEC）

デトロイトテクノ、ヒップホップ、ノイズ、インダストリアル、ブリープに影響を受けそれを自身の中で初期化し、1つ1つの音をキャスティング、シンプルに構成する。
本作は国内では様々な有名アーティストを手がけるRecording studio SMASHのYuzuru Tatsutaや、Carl Coxがメガプレイしたことで有名なHIROKI　ESASHIKA（INTEC）、Third-Earからリリースしたことで話題のqodibopの飯岡徹など、kamui自身、UKのノイズミュージシャンV/VM（V/VMtest）とも親交が深く、海外からも様々なアーティスト、エンジニアなどから絶賛され、今地元北海道、札幌のエレクトロニカアーティストでは最も注目されている一人である。本編を聞いてもらうと分かるが、約61分の作品なのにあっという間に終わってしまう。終わると同時に頭の中が妙にスッキリしてしまう。本作のキーワードは「初期化」最初に戻すと言うことだろう。