羅生門 _ 日本国憲法<平和・自由・愛> Original recording remastered[国内新品CD]

羅生門は、ザ・ハプニングス・フォーとしても活動中であったぺぺ吉弘が、
抜群の歌唱力をもった日系ハワイアンのポール・リー(ザ・ハーフ・ブリード在籍)を誘って、
71年に結成したバンドであり、赤坂にある同名のお店「羅生門」で演奏していた。

9月にファースト・アルバム『日本国憲法』をリリース、72年1月に2作目のアルバム
『インディアン、死より赤を選ぶ』をリリースしたが、いわゆる
ハコバン中心の活動で表立った成果はなく短期間で消滅した。
ネット上などで「クニ河内が結成したグループ」という記述があるが、
それは間違いである。

アルバム『日本国憲法』は、憲法を第一章から第十章までを歌い上げたもの。
当時はモップスのコンサート演出やテレビ番組「ゲバゲバ90分」
の構成を手掛けていた喰始(たべはじめ/現ワハハ本舗社長)のアイデアによる企画作品であり、
ジャケットには「構成」とクレジットされている。

編曲と作曲には、ハプニングス・フォーのリーダーで、
作編曲家としても多くの仕事を熟していたクニ河内。
ここからは「戦争の放棄」がシングルカット(カップリングは「天皇」)され、
ラジオの深夜放送ではリクエストも多く好評だった。
本作は長年、日本のロック史から完全に無視されていたが、近年になり
コンセプト・アルバムとして、またソフトロックやプログレの視点からも
高く評価されるようになった。
そのためアナログ盤は高騰し、まさしく待望のCD化である。(サミー前田)

紙ジャケット仕様/デジタル・リマスタリング
型番 国内新品CD
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