Jar-BeatRecord/ジャービートレコード

インディーミュージック& カルチャーフェス『ぐるぐる回る』や、『MAU FOCUS』への出演、
レーベル「Calmlamp」を設立と活動の幅を広げているビートメーカー「yamazuma」。
各インディーショップで完売続出、youtube、ネットで話題沸騰となった作品
「rain down e.p.」の限定再プレス、全国流通盤!

「rain down e.p.」、" 雨降り" というタイトルからどのような印象を受けるだろうか?
水滴の冷たさ、外気温の寒さ、濡れた地面の歩きづらさ、しめった衣服の気持ち悪さ......。
そういったネガティブなイメージを抱くだろう。
このアルバムには、たしかに雨の日の冷たさが表現されているが、ただ暗いだけではないらしい。
これは、90 年代のアブストラクトヒップホップを、現代のエレクトロニカと融合させる実験だ。
ふぞろいなヨレたリズム、抽象的な音色といったアブストラクトのエッセンスを確かに受け継いでいるが、音響的な心地よさや柔らかいメロディで表現される音像は、エレクトロニカの影を感じさせる。
古き良き90 年代と、テン年代が癒合した音楽が「rain down e.p.」なのだ。たとえばそこで引き合いに出されるのは、DJ KRUSH やPrefuse 73 といった、型破りなアプローチのヒップホップかもしれないし、Budamunk やDaedelus など、近年のビートメーカーかもしれない。
はたまた、My Bloody Valentine やsgt. が放つ轟音かもしれない。
あなたが聴いた傘の中の雨音は、どんな音楽だろうか?

1. on cloud nine
2. fog forest
3. steam clock
4. under the water
5. dry sundown