武田奏淳 - ひかりごけ - 新潮文庫[国内中古BOOK/小説]

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著者: 武田奏淳
タイトル:ひかりごけ
出版社:新潮文庫

「おめえ、おらが死んでも喰わねえな」
「喰わねえてば、喰わねえでねえか。同じ村の同じ船に乗ってるもんをよ。誰が喰うだ……」
昭和19年、厳冬の北海道羅臼で起きた「難破船長人喰事件」。
実在の事件をもとにした、戦後文学の極北。

雪と氷に閉ざされた北海の洞窟の中で、生死の境に追いつめられた人間同士が相食むにいたる惨劇を通して、極限状況における人間心理を真正面から直視した問題作「ひかりごけ」。仏門に生れ、人間でありながら人間以外の何ものかとして生きることを余儀なくされた若き僧侶の苦悩を描いて、武田文学の原点をうかがわせる「異形の者」。ほかに「海肌の匂い」「流人島にて」を収録
型番 国内中古BOOK
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